デグーの飼い方まとめ【飼育歴8年の飼い主が贈る飼育方法】

デグーの飼い方まとめ【飼育歴7年の飼い主が贈る飼育方法】

お知らせ
2022年2月にしぃが、11月にティンクがそれぞれ亡くなりました。
しぃの7歳も長生きでしたが、ティンクに関しては8歳とさらに長生きしてくれて感謝です。
どちらも最後は立ち上がるのもやっとで、体重はみるみる減少していきました。
若かりし頃のしぃは体重300gあったのに対し、最後は120g台まで落ち込みかわいそうでした。
病院には定期的に連れて行っていましたが、年齢と共にデグーの体調は急激に変わるので注意してくださいね。
8年間とっても幸せでした。
小さくて大きな存在の2匹に感謝しかありません。
ブログの更新はストップしますが、記録としてブログの公開は続けたいと思います。
情報が古い場合がありますので、体調に変化があった場合はすぐに獣医さんに診てもらってください。

デグーという動物をご存知ですか?

ここ5年ほどで人気に火がついた動物ですが、SNSでデグーの写真をツイートすると「なんて名前の動物?」「ハムスター?」「餌は何をあげるの?」と質問をいただくことがよくあります。

質問を受けるということは、世間ではまだまだ認知度が低い動物だとわかります。

犬や猫のような歴史もなく、我が家もデグーをお迎えした直後は飼い方に四苦八苦しましたし、同じように悩む飼い主さんを多く見てきました。

デグーを飼いたいと検討されている方、飼い始めたばかりでお困りの方のために、デグーを実際に飼って得た特徴を「デグーの飼い方教科書」としてまとめましたので、開示してお役に立てたらと考えています。

管理人

デグーの飼い方の基本を一緒に学びましょう!
注意
デグーに関しての情報は「個体」によっては大きく変わります。
記事に書いてある情報が全て正解とは限りません。


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デグーはどんな動物?複数の鳴き声を使い分ける

デグーとはどんな動物?

デグーとはデグー科の齧歯類で小動物の一種です。

原産はチリ、アンデス地方。

群れで暮らし仲間とコミュニケーションを取る際に、複数の鳴き声を使い分けます。

その姿からアンデスの歌うネズミと呼ばれています。

実際に飼ってみると飼い主が近寄るとピッピッ、2匹で毛繕いをしてピヨピヨ、喧嘩をする時はピーッ!と複数の鳴き方があると実感できます。

ヨーロッパでもともと人気がありましたが、最近では日本でもYouTubeで「ベタ慣れ」するデグー動画が多くアップされ、人気がうなぎ登りです。

ペットショップに立ち寄る際はぜひ探してみてください。

【デグー飼い方の教科書】初心者が覚えるべき16の特徴

大きさ(体長)と体重は?

ここでは我が家のデグー(メス2匹)を例に大きさと体重をご紹介します。

最初にお迎えした「ティンクちゃん」

ティンク

ティンクです!千葉県から来ました!

  • 体長:28㎝(尻尾含む)
  • 体重:193g
  • 毛色:ブルーパイド

続いてティンクをお迎えした1か月後に我が家にやってきた「しぃちゃん」

しぃ

しぃです!チェコ出身です!

  • 体長:26㎝(尻尾含む)
  • 体重:300g
  • 毛色:アグーチパイド

2匹のデータからもわかるように、体長は20~30cm、重さは170~300gが一般的です。

特に体重は定期的に測り健康状態を確認しましょう。

わかりやすく言えばハムスターよりは大きくチンチラよりは小く、人間の手の平から尻尾だけがはみ出す程度の大きさです。

長い尻尾は10㎝以上あり、尻尾で体のバランスを取る時にブルンブルンと回します。

なお、尻尾を引っ張ると抜けてしまうことがありますのでご注意を。


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デグーの種類(毛色、値段)と性格の違い

デグーの毛色

毛色の種類

ペットショップで頻繁に見かける毛色は基本的に4種類

  • アグーチ(ノーマル)→ 茶色
  • ブルー → グレーに近い
  • アグーチパイド → 茶色に白のまだら模様
  • ブルーパイド → グレーに白のまだら模様

毛色別値段の目安、パイドになると値段が上がる

値段の目安として(※ペットショップにより異なります)

  • アグーチ:7000円~9000円
  • アグーチパイド:9000円~12000円
  • ブルー:10000円~13000円
  • ブルーパイド:11000円~15000円

アグーチよりブルーの方が値段が高く、パイドになるとさらに高額になる傾向が強いです(メスの方が高額)

ペットショップではあまりお目にかかれませんが、ホワイトブルーやホワイトノーマルなど白の割合が多い毛色も存在します。

ティンク

白の割合が多いデグーは高額です!

ブルーとノーマルから見る毛色による性格の違い

毛色によって性格も違う印象があります。

ノーマルは動きも活発で性格もやんちゃ。

ブルーは人工的に作られた色なので、ノーマルよりも動きが遅く性格もおっとりしている印象です。

我が家の2匹も毛色の差で動きと性格でかなり差があります。

ティンク

私はブルーパイドで性格がおっとりしてます!

しぃ

私はアグーチパイドで動きも速いし活発だよ!

我が家のデグーを知人宅に連れていくと、ノーマルは寝床に隠れてじっとして動きませんが、ブルーは自分から人に寄っていきます。

毛色によって性格や動きが大きく変わる点も興味深いですね。

デグーは人間に超なつく動物!

もちろん個体差はありますが、デグーはとても人間になつく性格をしています。

なかには手に乗ったまま寝てしまうデグーもいるほど。

いわゆるベタ慣れというやつです。

ベタ慣れするデグーは珍しいという印象が強いですが、多頭飼いするよりは一頭飼いをした方がベタ慣れする傾向にあります。

しかし、群れを形成して暮らすデグーの生態を考えれば、多頭飼いをしてあげる方がデグーにとっても良いと考えています。

我が家のデグーはベタ慣れまではいきませんが、名前を呼べば近寄って手の平に乗ってくれるなどかなり慣れてくれているといったところです。

かまってほしい時はケージ越しに「ピヨピヨ」と鳴いて訴えてきます(*’▽’)

寿命は6~8年!長い時間を一緒に過ごせる

デグーの寿命は長い
寿命は6~8年ほど。

10年生きたデグーもいるようです。

ハムスターは寿命が短く1年ほどで死んでしまう個体が多いですが、デグーは長い時間を共にすることができます。

野生のデグーは外敵による捕食や過酷な環境が原因で、長生きできても3~4年で、1歳を迎えることのできない子も多いです。

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学習能力にびっくり!知能が高く芸も覚える

上述の通り、複数の鳴き声で仲間とコミュニケーションを取るなど知能が高いことで知られています。

人間でいう3歳児と同等の知能を持っていると言われ、YouTubeの動画ではペットボトルの蓋を手と歯を使って開ける様子や輪っかをジャンプして通り抜ける様子、道具を使う様子が確認できます。

その知能の高さは研究対象にもなったほどで、うまく躾ければ芸を覚えさせることもできます。

我が家のデグーは何度もチャレンジしましたが、残念ながら芸を覚えることができませんでしたw

それでも、名前を呼んだら近寄ってきたり餌の音(袋を開ける音)に反応したりと知能の高さを感じます。

    知能が高いと感じる瞬間

  • 名前を覚える
  • 餌をもらえる場所や餌の袋の音を覚える
  • 鳴き声でコミュニケーションを取る
  • 覚えたことを反復する


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健康なデグーは歯が黄色

健康なデグーは歯が黄色
黄色い歯が健康の証です。

黄色とは対照的に白い歯は病気だったり体調の優れないサインです。

ペットショップで健康なデグーを選ぶための判断材料としましょう。

また、残念なことにデグーを飼うための知識が不十分なペットショップも多いのが現実です。

チモシーを入れずにペレットのみで飼育しているペットショップなどは注意が必要となります。

飼育体制がしっかりとしたペットショップで黄色の歯をした健康的なデグーを選びましょう。

後述しますが、我が家のデグーはペットショップの管理が甘く幼くして病気持ちでした。

デグーに関しての知識を深めるために、クイズに答えながら学べるアプリもあるので活用したいところ。

しぃ

黄色い歯が健康的なサインだよ!

人を本気で噛むことは少ない

デグーは滅多に人を噛まない
飼い主であれば甘噛み程度で本気で噛まれることはめったにありません。

しかし、機嫌が悪い時や驚いた時は飼い主でも誤って噛むことがあるので注意してください。

本気で噛まれるとかなり痛いです。

デグーは賢いので「噛んだらダメ」と言い続けて理解させましょう。

しぃ

機嫌の悪い時は触ってくれるな!

ティンク

こっわ・・・

本気で噛んでくるケースは以下。

機嫌が悪い時

生き物だからもちろん機嫌が悪い時もあります(眠い時など)

手を出したらピー!と鳴く時は機嫌が悪い時なので手を出さないようにしましょう。

また、人間がしつこくしても機嫌が悪くなる時がありますw

といっても、我が家のデグー達は、機嫌が悪い時はほぼありません。

驚いた時

デグーは聴力が優れているので、聞き慣れないちょっとした音にも敏感に反応して驚く時があります。

外から聞こえるカラスの鳴き声、集合住宅で隣の部屋から聞こえてくる音、YouTubeで犬や猫の動画を見ている時に聞こえてくる鳴き声、そんな日常ではなかなか聞くことのない音にデグーは反応してピーッ!ピーッ!と大きな声で鳴きます。

警戒状態にあるので、なるべくそっとしておく方が良いでしょう。

ティンク

音にはとても敏感です!

デグーは飼うには温度管理の徹底が必要

デグーは温度管理が大事
デグーを飼育する上で最も注意を払わなければいけないことが温度管理です。

デグーは暑さにも寒さにも弱いデリケートな動物です。

デグーが快適に過ごせる温度は20~25℃と言われいるので、必ずその範囲内の温度に保つ必要があります。

もちろんデグーに留守番をしてもらう時も気を使ってください。

夏の暑さ対策

僕のような北国に住む飼い主ならば問題ありませんが、それ以外の地域にお住まいの飼い主さんは正直、エアコンがないと厳しいです。

エアコンで適正温度を保つように心がけましょう。

北国ではエアコンを設置していない家が当たり前なので、水を入れて冷やすタイプの冷風機で代用し、直接デグーに風が当たらないように設置しましょう。

保温電球でぬくぬく!冬の寒さ対策

僕は北海道に住んでいるので、冬は保温電球などで寒さ対策を施さなければ命に関わります。

ティンク

ぬくぬくしたい!

しぃ

寒いの嫌い!

室内温度が15度以下になってしまうと低体温症になる恐れがあり、最悪の場合、死んでしまうこともあるので保温電球やうさ暖といったアイテムで温度管理をしています。

保温電球はマストアイテム

保温電球は冬のマストアイテムですね。

大きさによってケージ内の温度が5~10度上昇します。

飼い主が帰宅してストーブをつけると、ケージ内が30度オーバーになるので電源の切り忘れには注意が必要です。

また、保温電球の上に板を置くことで、上に向かった熱気を木の板が吸収し床暖化するという工夫も出来ます。

板と保温電球は少し隙間を開けてくっつけないように注意しましょう(火事防止)

うさ暖も併用

保温電球では不完全な時があります。

気温が低い日はうさ暖を使います。

寝床の下に設置するなどして直に暖かさが伝わるようにしています。

また、お住まいの寒さに応じてマイカヒーターを付け加えてみると良いでしょう。

飼い始めの注意点とお散歩(部屋んぽ)でストレス発散

デグーのお散歩

飼い始めの初日は動かない、または警戒しているからかまわない

かわいいデグーを飼い始めるとどうしても触ったり撫でたりしたくなりますが、飼い始め1~3日は触れたりせずにそっとしておきましょう。

特に初日は人見知りのデグーならじっとして動かないことや、新しい環境に混乱してケージ内を行ったり来たりするデグーもいます。

環境に慣れてもらうまでは構わず何もしないことが賢明です。

慣れてくるとデグーの方から近寄ってきますので、頃合いを見て手からペレットをあげてみたり手の平に乗せるなどコミュニケーションを図っていき慣れてきたらお散歩させましょう。

お散歩(部屋んぽ)でストレス発散

ケージ内にずっといるとストレスがかかるため、1日15~30分を目安にケージから出して部屋をお散歩させましょう(通称:部屋んぽ

ティンク

出してくれー!!

しぃ

息が詰まるよぉぉぉ!!

部屋んぽをさせる時間は常に一定が望ましく、あまり長く出し過ぎると外の楽しさを覚えてしまいケージに戻らなくなり、逆に短すぎるとかえってストレスをかけることとなります。

もちろん頻度も一定に。

お散歩の注意点

お散歩させる時の注意点は、

  • 踏まないように絶対に目を離さない
  • 糖尿病予防のため人間の食べ物が落ちていないか確認する
  • 家具や壁、電源コード(ケーブル)を齧られていないか?

踏むと大けがにつながります。

尻尾を踏んで切れてしまった・・・なんていうアクシデントも度々耳にしますので絶対に目を離さないように。

さらに電源コードはスパイラルチューブを巻くといった対策が必要ですね(齧って感電しないように)

お散歩後、ケージに戻すコツ

お散歩を終えケージに戻す際は無理に捕まえないようにしてください。

追いかけまわされたデグーは人間を怖い存在と認識し、怖がってなついてくれなくなる可能性があります。

ケージに戻すコツは「ケージに戻ればエサがもらえる」と理解させること。

ケージまでペレットで誘導して中に入ればペレットをあげて褒めてあげましょう。

これを毎日続けることでデグーは自分からケージに戻るようになります。

我が家では僕の「ハイ!戻るよー!」の掛け声で一斉に2匹がケージに戻り、

ティンク

ハイ!戻ります!

しぃ

戻るからペレットください!

と言わんばかりの表情で僕を見つめています。

デグーは賢い動物なので反復したことを覚えて習慣にします。

トイレは覚える?デグーの匂いはくさい?

デグーはトイレを覚えることができません。

ケージ内のいたる所で糞や尿をします。

草食なので匂いがきついということはありませんが、やや体臭はします。

体臭が気になる場合は常にケージに砂浴びボトルを設置ししっかり砂浴びさせましょう。

さらにチモシーも独特の匂いがするので、それも相まって掃除を疎かにすると匂いが目立つようになってきます。

デグー専用の餌を食べさせることで匂いが解消されていると言われていますが、匂いがどうしても気になる方は毎日ケージ内の掃除をしましょう。

我が家はケージ床におしっこシートを敷いてその上にチモシーを置くことで掃除をしやすくできます。

デグーは夜行性ではなく昼行性

デグーは昼行性
デグーを夜行性だと思ってる方が多いですが、野生のデグーは日中活発に餌を探して夜に眠る昼行性です。

しかし、飼育下のデグーは飼い主の生活サイクル次第で昼行性か夜行性かに分かれます。

飼い主が朝起きて夜眠る生活パターンなら昼行性、昼夜逆転の生活パターンを送っていればデグーも夜行性に変わります。

我が家では夜に部屋の明かりを消すとデグーも眠ってくれています。

しぃ

生活リズムを合わせてくれるから飼いやすいよ!

多頭飼いしたら喧嘩に注意

デグーの多頭飼いと喧嘩
野生のデグーは群れを成して過ごします。

デグーの性質を考えると多頭飼いをおすすめしますが、繁殖するつもりがないのであればメス同士での飼育をおすすめします。

縄張り意識の強いオス同士の飼育では激しい喧嘩をすることが度々あるので多頭飼いには不向きです。

メス同士の飼育では喧嘩をしたという報告はあまり耳にしませんが、相性によっては稀に喧嘩をするケースもあります。

我が家では2匹をお迎えした1年目に発情期を迎えたティンクが興奮して、しぃの足に噛みついて大けがをさせたことがありました。

相性が良い2匹でもホルモンバランスが乱れる時期(繁殖期)には喧嘩をする可能性があるので様子がおかしくないか日々チェックしましょう。

ティンク

あの時はごめんね!

しぃ

・・・(未だに根に持っているもよう)

喧嘩をした場合は速やかにケージを分けましょう(棲み分け)

経験上、ケージを横並びに2つ置いてもケージ越しに威嚇して喧嘩が収まりませんでした。

唯一有効だった棲み分け法はケージを縦並びにすること。

喧嘩をした場合にぜひ試していただきたい棲み分け法です。

デグーのかかりやすい病気は低体温症、糖尿病、不正咬合

デグーの怪我や病気

低体温症

冬の寒い時期、ケージ内温度が15度を下回ることがあれば低体温症になる可能性があります。

低体温症になった場合、デグーの体を温めてすぐに病院に連れて行きましょう。

上述の通り、日頃から寒さ対策として保温電球やうさ暖を完備して予防に努めることが重要です。

糖尿病

デグーは糖尿病になりやすい動物です。

糖の代謝能力が著しく低いため、人間が食べる物を与えることは絶対NG。

ティンクをお迎えした初日に白内障が発症していることに気づきました。

今思い返せばティンクを購入したペットショップの管理はずさんで、ケージの中にはチモシーはなくペレットのみの状態でした。

ペレットによっては糖分を含むものもあり、与え過ぎは糖尿病や糖尿病の合併症である白内障を患らう可能性があるので大量に与えることは止めましょう。

不正咬合

歯の伸びすぎにも注意が必要。

歯が伸びすぎると不正咬合(ふせいこうごう)という病気を引き起こします。

かみ合わせが悪く自らの口内を伸びた歯で傷つけ、餌を食べることすらままならない深刻なケースもあります。

かじり木を設置して齧らせることで歯を削り伸びすぎないようにしましょう。

爪切りは必要?コツは?

デグーは爪の手入れを自分でしますが、伸びすぎには要注意。

爪が伸びすぎるとケージから出して部屋をお散歩させる際に、爪がソファなどの家具や布に引っかかって足を怪我する恐れがあります。

外見からは爪が伸びているか判断が難しいので、手の平に乗せてみてチクチクしたり痛いと感じた時が爪切りのサインです。

デグーは爪切りを嫌がる傾向が強いので、ペレットをあげて食べている間に赤ちゃん用のハサミで切っています。

我が家のかかりつけの病院の先生は、デグーを洗濯ネットに入れ爪だけが外に出る状態にして切っています(これには驚いた)

不安であれば動物病院で切ってもらうことをおすすめします。

自分で切る際はデグーに怪我をさせないように注意しましょう。

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デグーを迎え入れるために必要なものは?飼育環境を整えよう!

デグーが快適に過ごせる飼育環境

より良い飼育環境を整えてなついてもらうために、最低限揃えた方が良い飼育環境アイテムは

デグーを飼うケージのおすすめは?(イージーホーム、うさぎケージ、アクリル、水槽)

デグーのケージのおすすめ

デグーは上下運動が激しい動物なので、なるべく背の高いケージにしてあげましょう。

ケージの王道と言えば、SANKOのイージーホームハイ40です。

小動物専用の設計で背が高く専用アイテムも多数あり拡張性の高いケージです。

高さ60㎝ほどあれば問題なく上下運動してくれます。

デグーを初めて買う人はイージーホームハイ40を選んでおけば間違いないです。

我が家でも最初はイージーホーム40を使っていましたが、デグーが成長して体も大きくなり、2匹もいるとケージの横幅が狭く見えてきました。

そこで新しく買い替えたのがウサギのケージ。

イージーホーム40より少し背が低いケージですが、デグーの上下運動も十分に行え横移動も難なくできます。

入口もイージーホーム40より広いので、簡単なケージ内の掃除もしやすいです。

注意としてはケージの網目幅が広いので、赤ちゃんデグーは出入り自由になってしまいますw

大きく成長してからウサギケージに入れ替えることをオススメします。

さらに最近ではアクリルケージが流行っていますね。

スケルトンで中が見やすくインテリアとしてもおしゃれなので、デグーをアクリルケージを入れて飼育する人が増えています。

また、水槽に入れてデグーを飼育する飼い主さんもいらっしゃいます。

かじり木をカジカジ

高さがあるケージなので、デグーが上まで登りやすいようにかじり木やステップを設置してあげると、落下防止も含めてデグーにとって快適な環境といえます。

かじり木はステップにもなりますが、かじることによって歯の伸びすぎ防止にもつながりますので、必ず設置しましょう!

設置は工具不要で手だけで行えて簡単です。

給水ボトル

デグーはかなり水を飲むので、いつでも飲めるように給水ボトルを設置しましょう。

僕がおススメするメーカーはマルカンです。

品質の良いメーカーで水漏れもありません。

こちらも工具不要で簡単設置。

回し車で運動させよう

デグーは回し車を頻繁に使います。

回し車で走っているデグーを見てるだけでかわいいし飽きません(*’▽’)

デグーの大きさに対応した口コミ評価の高い回し車は、金属製のメタルサイレント25またはプラスチック製のサイレントホイール25が挙げられます(どちらも三晃商会の製品)

僕がおすすめするのはメタルサイレント25です。

メタルサイレント25

金属製のため強度に優れ(プラスチック製は齧って破壊される)静音設計でうるさく感じませんし爪とぎ効果もあります。

メタルサイレント25のサイズは【25.5×15.5×30.5cm】と少し大きめのため、ケージの大きさと比較してから設置した方がいいですよ。

2018年8月8日追記:2つの回し車を比較

メタルサイレントをおすすめすると書きましたが、使用環境によって使い分けも出来ますので比較記事を書きました。

砂浴びでバタバタお風呂!

デグーのお風呂は砂浴びです。

バタバタと身体を砂にこすりつけ、汚れや余分な皮脂を取り除いて清潔に保つために砂浴びをします。

最近ではデグーサンドというデグー専用の砂が販売されていますが、個体によって好みの粒の大きさや柔らかさが違うので、いろいろ試してみるといいでしょう。

砂を入れる専用の瓶が販売されていますが、幅も狭くデグーが窮屈そうに感じます。

代用品として100均(ダイソー)の米びつをおすすめします。

100均一の米びつで砂浴び

高さはないものの、幅が広く砂浴びも悠々できるし蓋があるので砂が外に飛び散りません。

100円だしコスパ高いです。

巣箱・寝床を設置

もともと巣穴で生活するデグーなので、巣箱・寝床は作ってあげた方が良いでしょう。

ハンモックで寝床を作る

ハンモックのようにぶら下げる布製の寝床や直置きする木製の寝床など、種類が豊富にありますので吟味して選びましょう。

選ぶのもとても楽しいですよ(*’▽’)

天然のヤシをくり抜いたココハウスという寝床もありますが、我が家のデグーは一切中に入ってくれませんでした。

個体によって向き不向きがあるので、買ってダメなら違うものという根気強さが必要ですね。

ティンク

野生では巣穴を掘って過ごすので寝床は大事!

デグーの餌(主食)はチモシー!

デグーの主食はチモシーがメイン
メインとなる餌は、チモシーと呼ばれる牧草です。

チモシーは3種類が存在し

  • 1番刈り
  • 2番刈り
  • 3番刈り

1番刈りが一番硬くその次に2番刈り、さらに3番刈りの順番で柔らかくなります。

個体によって硬さの好みも変わってくるので、食いつきが良くないようであれば硬さを変えてみるのも有効でしょう。

我が家では当初1番刈りをあげていましたが、食いつきが悪かったため2番刈りに変えました。

どうしても食いつきが悪いデグーにお困りの方にはチモシーゴールドをおすすめします。

他のチモシーは食べないけどチモシーゴールドは食べるといったデグーもいます。

ティンク

チモシーを食べ放題の状態にしてもらえると助かる!

栄養補助としてペレット(デグープラス)もあげよう

栄養補助(ビタミンC)としてデグー専用ペレットであるデグープラスを1日8本程与えています。

従来は「デグーは体内でビタミンCを生成できない」と言われていましたが、研究によって多少は生成できることがわかりました。

しかし、まったく与えないというのも栄養面が少し心配ですので量を決めて与えましょう。

体重の5%分のペレットを与えて良いという意見もあれば、チモシーだけで十分だ!という意見も耳にします。

このへんは飼い主さん次第といった印象です。

我が家では過去にペレットを与え過ぎてチモシーを食べなくなったことこともあり、ペレットを比較的少な目にしてチモシーを多く食べてもらおうという飼育方針です。

また、デグー用のおやつも発売されるようになり種類も豊富になっています。

デグーに床材はいる?

個人的には専用床材を購入する必要はないと思っており、掃除の手間を省くためにペットシーツを使うようにしています。


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1ヶ月の飼育費用は1500円前後

我が家での飼育費用を計算したところ、1ヶ月1460円でした。

費用の内訳ですが

  • チモシー:600円
  • ペレット:160円
  • 保温電球(冬季のみ24時間付けっぱなし):700円

となっており、チモシーやペレットの選び方によって大きく金額が変わりますが、だいたいどのご家庭でも同じような金額に集約されます。

怪我による医療費と病院探し

あまり手のかからない動物ですが、時には体調を崩したり怪我をしたりもします。

しぃの噛まれた傷(上述)やティンクが足を怪我をして病院に連れていくこともありました。

デグーの怪我と病院探し

参考治療費は

  • 初診代:2000円
  • レントゲン:5000円
  • 薬(液体):1000円

病気や怪我の程度にもよりますが、1度の治療で5000円以上はかかります。

しぃ

高くてごめんね!

デグーを診てくれる動物病院も少ないので、お迎え前に診てもらえる病院を探しておきましょう。

また、病院に連れて行く際はハムスター用の取っ手付きのケージに入れて連れていくとコンパクトで楽です。

まとめ

用意する物もたくさんあるしデリケートな生き物だしデグーは管理が大変ですね(;’∀’)

しかし、デグーは本当に飼い主に懐いてくれる動物なので、かわいい姿を見ればそんな苦労も吹っ飛びますw

デグーを飼う人がもっと増えればいいなと願っています!

ティンク

デグーってかわいいよね!

しぃ

自分で言うな(;’∀’)