管理人です。
先日の記事「デグーブログ読者からの飼い方についての疑問に答えてみた」でもご紹介した飼い主さんのデグーちゃんが昨日亡くなりました。
僕に逐一連絡をくださり亡くなった後も気丈に振舞ってくれた飼い主さんでしたが、心中お察しします。
飼い主さんによると、亡くなったデグーちゃんは数日前から「いつもと違う様子」だったようです。
飼い主さんから「今後デグーを飼う人のためにもぜひ記事にしてほしい」とのご連絡がありました。
異変に気づいた時はすぐに動物病院に連れていくことを強くお願いしたい。
デグーの異変
生後数ヶ月の幼いデグーちゃんが亡くなる2日前に見せた異変について数点挙げます。
足を引きずる
亡くなる2日前に足を気にする素振りを見せ、回し車で走ろうとはするものの、片足を引きずるように走り痛そうな声で鳴いていたそうです。
動画で見せていただきましたが、何かに躓くような走り方で「キュキュ」と弱弱しい声で鳴いていました。
足を怪我した可能性があります。
床に横向きに落下
飼い主さんが近づくとケージ網に足をかけて上まで登ろうとしますが、いざ床に着地する際はバランスを崩して体を打ち付けるように横向きに着地していたそうです。
体長の何倍もの高さから床に体を打ち付ける、人間では考えられない衝撃ですし、落下により体を痛めて可能性があります。
食欲が落ちる
体の異変と同時に食欲不振にも陥りました。
心配になった飼い主さんは、1度動物病院に電話して獣医から「流動食を作って食べさせて」というアドバイスをもらいました。
流動食というのはペレットをお湯でふやかして作るのだと思いますが、横にフラフラ歩いて今にも倒れそうなほど元気がない状態でした。
翌日に動物病院に連れていくことを決めて、飼い主さんは床につきました。
デグーとの別れ
飼い主さんが朝起きると、デグーちゃんは倒れていて目が開いておらず口をわずかにしか動かせないほどにまで衰弱していました。
明らかに体温が下がっていたため、僕は体を温めながらすぐに病院に行くように促しました。
病院では1度起き上がる姿を見せたものの、結局残念な結果となりました。
最後に起き上がったデグーちゃんを想像しただけで涙が出そうです。
獣医の話では、
- 栄養不足&脱水症状の可能性
- 何かしらで頭を打って脳挫傷により神経に異常
という説明があったようです。
足の怪我を境に様々な要因が重なって起きた可能性があります。
デグーの異変に敏感になって、気づいたらすぐに動物病院へ
「足の異変に気づいた段階ですぐに病院に行っておけばよかった」
このように飼い主さんは自責の念に駆られています。
もしかすると助けることのできた命かもしれない。
そう後悔しないように日頃からデグーを観察して、異変に気づいた時は動物病院に直行しましょう。
ここ数年でデグーを診察してくれる病院は劇的に増えましたが、犬や猫のように「診てくれるのが当たり前の病院」はまだまだ少ないのが現状です。
万が一デグーに異変があった場合は、すぐに駆け込める動物病院を予め探しておくことをお願いします。
飼う前から動物病院を探すくらいで丁度いい。
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こんにちは、飼い主の方が居ない間の出来事でしょうか?気になります
学生さんなので家にいない間に怪我をしたかもしれないですね。
亡くなる瞬間は朝だったので看取ったようです。